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■Cygwinを使い倒そう
前回の報告書から結構な年月が過ぎてしまったが、Cygwin のx64版を再インストールするコトになったので前回までに書かなかった init の起動について説明する。 【4】 init編 Cygwin を使っていくと様々なデーモン(daemon)を起動する必要が出てくると思う。それらのデーモンを cygrunsrv でWindowsのサービスとして管理してもイイのだが、ここは UNIX 風に init の管理下で起動する様にすると室長的には便利なのでそうしたい。 init は全てのデーモンの親といえる。UNIXでは init が一番最初に起動されてから /etc/inittab の設定に従って次々にデーモンを起動していくので、UNIXのいわゆる背骨の様なモノと室長は考えている。んなワケでWindowsがブートする際に init が自動起動する様にしておこう。 まずは Cygwin のコンソールを前回の報告書で説明した様に管理者として実行する。Cygwin コンソール画面で「init-config」と入力してエンターキーを押すのだが、その前に念の為、「cd /etc」「cp -p inittab inittab.org」を実行して、/etc/inittab ファイルを退避しておく。
init-config を実行すると最初に /etc/inittab ファイルを上書きするか尋ねられるので no と入力する。ちなみに yes と入力すると /etc/inittab ファイルが次の様になってしまうので要注意。残りの質問は yes にしておく。
この様な /etc/inittab は美しくないので、間違えて上書きしてしまった場合は退避してある /etc/inittab.org で上書きしてしまおう。
「Configuration finished. Have fun!」と表示されていれば、init がWindowsサービスとして登録されているので「cygrunsrv -S init」の様に起動すれば完了である。
次回は inetd デーモンの起動について説明したい。 |
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